Startup Hub Tokyo Magazine|TOKYO創業ステーション 丸の内 Startup Hub Tokyo

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人生後半戦をどう生きる? 50代から考える「起業」という選択

コンシェルジュ通信では、Startup Hub Tokyoで実施しているコンシェルジュ起業相談の事例をもとに、少し発展的なトピックスをご紹介します。

今回の担当は、河本扶美子コンシェルジュです。

コンシェルジュ 河本扶美子

英国留学を経て獨協大学卒業後、現三井住友銀行、ノースウエスト航空会社にて機内通訳、客室乗務員として勤務。
2002年「人や商品、企業のWebブランデングを行うことで地域と日本を活性化させる」を目指し、株式会社ファーストブランドを設立。
現在、Webによるブランドマーケティングを主軸に独自の広告事業を行っている。
全国のメディアと連携した日本唯一の専門家紹介サイト「マイベストプロ」及び求人ポータルサイト「マイベストジョブ」を運営。全国の小規模事業主・中小企業と地元の消費者及び求職者とのマッチングを実現する。ベンチャーキャピタル、事業会社から資金を得、株式上場を目指す。
現在、マイベストプロを通じて全国で3000名を超える経営者・個人事業主のブランディング・コンサルティングを含めたサポートを行っている。また、ほぼ2人に1人は50歳以上であるという日本の状況を背景に、より多くの人に年齢に囚われず自律したキャリアを目指してほしいという思いから、自らの起業経験と5000人以上の50代以上の事業主をサポートしている実績をベースに、男女関わらず50歳以上の起業・独立のお手伝いを行っています。

Q.人生後半戦の50代、起業という選択はどう考えればいい?

A. 医療や生活環境の変化によって、私たちの人生は確実に長くなりました。
50代という年代は、これまで積み重ねてきた仕事や人生の経験を土台に、この先の時間をどう描いていくのかを考え始める時期でもあります。
これからの人生で、自分にとってどんなステージを描き、より充実した後半戦をどうつくっていくのか。その考え方のひとつとして、「起業」という選択肢について解説していきます。

なぜ今、「50代からの起業」が注目されているのか

人生が長くなった今、その問いに真剣に向き合い始める人が、確実に増えています。ここで大切なのは、後半戦の時間をどのように使い、自分の強みや経験をどう活かして、自分の人生をより豊かにしていくかという視点です。
そして、その選択肢のひとつとして今、「50代からの起業」という考え方に関心が集まり始めています。

50代からの起業は、実は若い頃よりもハードルが高いわけではありません。なぜなら、成功のポイントは、これまで積み重ねてきた仕事の経験、人生の中で向き合ってきた出来事、人と関わる中で培われてきた視点や判断力を、次のステージでどう活かしていくかにあるからです。

AI時代に求められるのは「スキル」より「共感」

今は、スキルや情報そのものが、以前よりもずっと手に入りやすい時代です。
AIの進化によって、知識やノウハウは短時間で補えるようになりました。
その結果、ビジネスにおいて「選ばれる理由」は大きく変化しています。

課題を解決できるだけのスキルの高さや深さを持っていることは、もはや前提条件であり、必須項目です。そのうえで最終的に選ばれるポイントになるのが、そのサービスを提供する人や企業に対する「共感」です。

AIの時代は、効率の時代であると同時に共感の時代でもあります。商品やサービスがあふれる中で、人は
「この人の話だから聞いてみたい」
「この人なら分かってくれそうだ」
「この企業の理念は私が考えていることと一緒だ」
そう感じられる相手を選ぶようになっています。

人生の「原体験」が、最大の強みになる

長年の仕事の中で積み重ねてきた経験、困難を乗り越えてきたプロセス、人と向き合ってきた時間。これらは、誰にも真似することができません。そして、一人ひとりの人生の「原体験」こそが、50代・60代の起業における最大の強みになります。

強みは「ない」のではなく、「気づいていない」だけです。
これまでの人生や仕事の中で、思い通りにいかなかったこと、悩みながらも乗り越えてきたこと、周囲から自然と頼られてきた場面。そうした一つひとつの積み重ねの中に、必ず自分にしかない価値があります。

起業の第一歩は、「人生の棚卸し」から

だからこそ、ここで大切になるのが人生の棚卸しです。
仕事でどんな経験をしてきたのか。
どんな壁を乗り越え、何を得てきたのか。
そして、人生の中で向き合ってきた出来事から、どんな視点や価値観が育まれてきたのか。
それらを丁寧に振り返り、言葉にすることで、自分ならではの強みは、少しずつ輪郭を持ち始めます。その強みを土台に、自分ならではのビジネスモデルをつくっていくこと。それが、50代からの起業における最も重要なスタートラインです。そのうえで、成功確率を高める一つの考え方が、「副業起業」です。

50代からは「副業起業」という進め方も

そのうえで、成功確率を高める一つの考え方が、「副業起業」です。
副業起業とは、心の安定と生活の安定を大切にしながら、自分ならではのビジネスを、成功するまでじっくり育てていく進め方です。
生活を安定させる仕事を大切にしながら、自分ならではの経験や価値を、少しずつビジネスとして育てていく。
そのプロセスそのものが、50代からの起業の成功確率を高めるだけでなく、人生の後半戦をより豊かにしていきます。

経験を活かし、自分らしい起業へ

50代以上になったからこそ、ビジネスの経験も、人生の経験も十分に積み重なっています。だからこそ、50代になったからこそ、ビジネスや人生の経験も十分に積み重ねられてきています。だからこそ50代からの起業家は、その人ならではのビジネスモデルを描ける確率が高いといえるでしょう。

今こそ、あなたが歩んできた人生と経験を見つめ直し、自分ならではの強みを活かした一歩を踏み出すときです。
あなたの経験とスキルを活かして、「自分らしい人生」を実現する一歩を踏み出しましょう!

 

コンシェルジュ 河本扶美子


起業相談では、起業にまつわる様々な課題をご相談者とディスカッションし、客観視点からアドバイスを行います。ぜひご利用ください!