Startup Hub Tokyo Magazine|TOKYO創業ステーション 丸の内 Startup Hub Tokyo

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苦手、とは言っていられない。基本を知ってSNSで事業を発信!

コンシェルジュ通信では、Startup Hub Tokyoで実施しているコンシェルジュ起業相談の事例をもとに、少し発展的なトピックスをご紹介します。

今回の担当は、大森渚コンシェルジュです。

コンシェルジュ 大森渚

早稲田大学大学院修了後、株式会社フェリシモで女性向けファッションの商品企画、Webディレクターなどを経験。メーカー直送型事業や顧客向けSNSの立ち上げにも参画。2011年に中小企業診断士として独立、2013年に株式会社オージュ・コンサルティング設立。エンドユーザー向けの販売促進に関するコンサルティングが専門。2019年4月より、ガーナの生地と日本縫製のアパレルブランド「Cherry et Cacao(チェリエカカオ)」を立ち上げ、運営している。「企業の強みを引き出し、整理し、伝える」ことを得意とし、年間60社以上を支援。

Q.SNSで商品やサービスをもっと世間に広めたい!どう始めればいい?

A. どんなに素晴らしいビジネスアイデアでも、お客様に知られることがなければ、売上につながることはありません。まずはSNSの特徴や基本機能を知ることからスタートしましょう。

2025年5月に総務省が発表した令和6年通信利用動向調査の結果では、「インターネットの利用目的・用途を見ると、全体では『SNS(無料通話機能を含む)の利用』の割合が81.9%と最も高い」という結果になっています。現代の消費者はSNSに触れている時間が非常に長いのです。基本的な機能は無料で利用でき、スマートフォンで簡単に投稿できるのも起業家にとって魅力的。今回は、起業家の強い味方、SNSを使ったプロモーションの基礎をお伝えします。

【1】メインのSNSを選ぶ

各SNSのユーザー数と特徴を把握して、どのSNSをメインにするか選びましょう。
まずは、ユーザー数について。

2025年1月時点では、国内の主要SNS月間アクティブユーザー(MAU)は、LINE 9,700万人・YouTube 7,120万人・X 6,700万人・Instagram 6,600万人・TikTok 3,300万人・Facebook 2,600万人いると言われています。また、それぞれの主なユーザー層を確認することも必要です。

例えば、Instagramは20〜40代女性に強く、TikTokは10〜20代、Facebookは30〜40代に強い傾向にあります。LINEやYouTubeは年齢に関係なく広く使われています。

さらに、各SNSの特徴も掴みましょう。


Instagram
グルメ・ファッション・美容・インテリア・旅行など、写真で勝負できるビジネスであれば、真っ先に検討に入れましょう。


X(旧Twitter)
その日その時に伝えたい情報なら「リアルタイム性×拡散力」のX。一点物・日替わり・タイムセールの告知には最適です。


YouTube
経営者やスタッフが熱く語れたり、ノウハウを提供できたりするならYouTube。1〜2年前の動画でも見てもらえるという魅力もあります。


TikTok
15〜60秒のエンタメ性のあるショート動画を作れるならTikTok。フォロワーが少なくても再生数が伸びる可能性があるのも魅力です。


Facebook
顔の見える関係をさらに深めるならFacebook。メッセージ機能やイベント作成機能の使いやすさも魅力です。


LINE
既存顧客のリピート促進に最適。見落とされてしまいそうなイベント情報やキャンペーン情報に。クーポンやショップカードの機能が無料で使えます。

なお、私自身はコンサルティングとアパレルの2つの事業を運営しているのですが、コンサルティングではFacebookとX、アパレルではInstagramをメインに活用しています。

【2】各SNSの機能を効果的に使う

次に、SNSの機能を効果的に使えるようにしましょう。ここではInstagram、Facebookの一部機能をご紹介します。

■Instagram/Facebookのストーリーズ

通常のフィード投稿では「ブランドイメージを統一したい!」という方も多いと思います。でも、イベントの様子やスタッフの様子をリアルタイムに伝えてお客様に親しみを感じてほしい。そんな時は24時間限定のストーリーズの機能を使いましょう。統一感を気にしすぎることなく、カジュアルな投稿をすることができます。

■Instagram/Facebookのリール

縦型動画を投稿できる機能。フォロワー以外にリーチすることも多く、まだ接点が無い潜在顧客に見つけてもらいやすくなります。

■InstagramのショッピングタグやYouTubeの商品シェルフ

ECサイトに紹介している商品名や価格を表示することで、SNSからECサイトへの導線を作ることができます。ECサイトを運営するビジネスには必須の機能です。

私のアパレル事業でも、スタッフの着用動画やイベントの様子はストーリーズで、対談動画をリールで流しています。

【3】自社らしいコンテンツを企画する

さらに自社らしいコンテンツにしていくために、お客様像を考察して以下のようなことを考えてみましょう。

  • お客様によく聞かれそうなことは何か?
  • お客様が興味を持ってくれそうなことは何か?
  • 公式サイトやオンラインショップで伝えきれなそうなことは何か?
  • 開発や製作にまつわる秘話はあるか?

発信をスタートしたら、リーチ数やいいね!数、リンクのタップ数などの数値から、お客様の反応が良かったコンテンツを確認して、そこからさらに企画を広げていきましょう!

【4】投稿は効率的にする

何かと忙しい創業初期、営業や実務に追われて「なかなかSNSが更新できない…」ということもあると思います。 更新が止まってしまうと、お客様に忘れられてしまったり、商品・サービスの提供が終わったのかと不安にさせてしまったりしてしまいます。
効率的に投稿をするためには、ある程度の仕組み化をしておくことが肝心。
仕組み化の具体的な方法としては以下のようなものがあります。

  • イベントやキャンペーンに合わせて2〜3ヶ月分のスケジュールを作っておく
  • ハッシュタグ等はメモ帳にまとめておく
  • まとめて撮影できる写真はまとめて撮影する!
  • まとめて編集できる画像や動画はまとめて加工する!
  • 1日のうちで投稿する時間を決めておく

まとめ

  1. 目的と顧客に合うメインSNSを一つ選び、集中して育てましょう。
  2. ストーリーズやリールなどの機能も使い分けてみましょう。
  3. 自社らしいコンテンツを企画し、フォロワーの共感を呼びましょう。
  4. 数値分析で反応が高い投稿を把握し、改善を重ねてよりよいアカウントにしましょう。
  5. 投稿スケジュールを先に組み、写真や動画をまとめて撮影・編集することで、更新を続けることができます。

いかがでしたでしょうか?
SNSの必要性は感じているけれどなかなかスタートできない…という方には、まずは1ヶ月、12投稿を目標にすることをおすすめしています。そこでお客様の反応が実感できれば、続けていくモチベーションになりますよ!

 

 

コンシェルジュ 大森渚


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