スタハマガジン|TOKYO創業ステーション 丸の内 Startup Hub Tokyo

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起業準備の強いミカタ!おすすめ書籍をコミュニティマネージャーが紹介

起業部部室トークとは、起業準備したいのに、なかなか時間が作れない... ...そんな方に向けて「起業にまつわるヒントやギモン」をテーマに、Startup Hub Tokyo丸の内(以下:スタハ丸の内)のコミュニティマネージャーがざっくばらんにお答えするトークライブイベントです。

第2回は「起業準備の強いミカタ!おすすめ書籍の紹介」。起業準備におすすめの書籍や、書籍の選び方などをコミュニティマネージャー視点でお伝えします!

▼コミュニティマネージャー(略:CM)とは?
施設利用者の起業準備をサポートするスタッフ。利用方法や今後開催されるイベント、利用者それぞれに合ったコンシェルジュなどに関する情報提供を行っています。施設にお越しの際にはどうぞお気軽にお声掛けください。

▼起業部部室トークの詳細はこちら

今回ご案内するコミュニティマネージャーは、こちらの2人!

松山 明代 (Startup Hub Tokyo丸の内 コミュニティマネージャー)
日本大学芸術学部デザイン学科卒。家具メーカーで商品企画を行い、後にセクシュアルメーカーにて商品企画とプロダクトデザインを行う。

得意なこと:子供に負けない好奇心。おしゃべりが大好きで、質問が止まらなくなることがある。人の話しを聞くのも好き。

好きなこと:美味しいコーヒーを飲みながら公園をお散歩。天気が良い日には近所や気になった神社仏閣に訪れ、御朱印の収集。好きな食べ物はハンバーグ。

堀川 慧臣 (Startup Hub Tokyo丸の内 コミュニティマネージャー)
知的障害をお持ちの方の支援施設で日中活動を通して食事介助、衣類の着脱介助、排せつ介助などの生活支援と製菓を作って販売する就労支援に従事。その後、知的、精神、身体の3障害の相談業務と、地域福祉活性化に向けた協議会運営に携わる。

好きなことは、運動全般。小学校から高校までサッカー部に所属し、某アニメのようなボールが友達の日々を過ごす。社会人になってからは、キックボクシングでアマチュアの試合にデビュー。趣味が高じて、2023年から地元でキックボクシング教室を開催している。階段を見ると無性に上りたくなる今日この頃。

書籍の選び方

CM松山「起業部部室トーク2回目となる今回は、スタハ丸の内のラウンジでの書籍の選び方や、起業準備におすすめの書籍をご紹介したいと思います!ラウンジでは、約1,500冊の起業に関する書籍を所蔵しています。書棚を眺めると、圧巻ですよね。」

 

CM堀川「そうですね。私たちは『ナレッジウォール』と呼んでいます。」

ラウンジの書棚には、アイデアや集客など起業の各過程で参考にしたい書籍が並ぶ。

CM松山「アイデアや集客、資金など、起業の過程ごとに書籍が並んでいるので、どの本から手に取って良いのかわからない......という方は、ご自身に必要な分野や興味のある分野から探してみてください!

ナレッジウォールの管理を担当する堀川さん、起業準備するにあたって特におすすめの書籍はありますか?」

CM堀川「はい。私たちはメンバーさんが読み終えた書籍を回収する『返却BOX』を日々集計しています。人気上位の書籍は、書棚でピックアップして配架していることが多いので、その中から手に取ってみることもおすすめです。ランキングは毎月SNS( InstagramFacebookX)でもご紹介していますのでぜひチェックしてくださいね。

今回は人気書籍の中から、起業準備の強い味方になる6冊をコミュニティマネージャー視点でセレクトしました。1冊1冊の役立つポイントをご紹介します!」

人気書籍やスタッフがおすすめする書籍をピックアップして配架している。

起業準備におすすめ!ラウンジで人気の書籍

起業1年目といえば......

CM堀川「まず初めは、『起業1年目の教科書』シリーズ。新規事業のコンサルティングや起業セミナーの企画運営をされている今井考氏の著作です。今井氏も起業当初は集客できず苦しんだそう。親しみやすい切り口で、『ビジネスの過程を楽しむ』という本質を伝えてくれます。

集客に迷ったときにヒントを得られるのが、『誰でも無理なく継続的にお客様が集まる 起業1年目の集客の教科書』(今井考 著 かんき出版)。顧客の心理プロセスに沿って購入までつなげる4つのプロセスなどが書かれています。『集客とは与えるプロセスであり、相手の幸せを考えGIVEすることが大切』という点は特に大切だなと感じました。」

CM松山「与える姿勢であるべきというのは、人生においても言われることですよね。万事に共通していますね。」

CM堀川「『ゼロからいくらでも生み出せる!起業1年目のお金の教科書』(今井考 著 かんき出版)は起業のお金に関わる漠然とした不安を払拭してくれます。内容は開業資金や価格設定についてなど。普段当たり前に使っているお金ですが、起業が絡むと『一体いくらかかかってしまうのだろう......』と漠然とした不安に襲われるものです。お金の本質を理解し見方を変えることで、投資や融資が単に『怖いもの』でなく顧客開拓や事業拡大への一歩になるということを教えてくれます。」

事業計画書をやさしく解き明かす

CM堀川「次は『マンガでやさしくわかる事業計画書』(井口嘉則 著 日本能率協会マネジメントセンター)。ラウンジのCMブースでメンバーさんと話していると、事業計画書をどう書けばよいのか迷っている方が非常に多いので選びました。『マンガでやさしくわかる』シリーズの1冊で、ストーリー仕立てになっており、主人公に感情移入しながら0ベースで事業計画書について理解していける内容になっています。」

CM松山「『事業計画書』という言葉が難しそうでとっつきにくいので(笑)、漫画になるとハードルが下がって良いですね。文字だけより読みやすそうです。」

CM堀川「はい。起業初期の計画はざっくばらんなものになりがちですが、この主人公もまさにそう。しかし綿密な計画なくして事業の成功はならず、ということを徐々に理解し成長していきます。」

起業リスクが怖い......

CM堀川「続いては、起業のリスクが怖いという方にお勧めの『起業のツボとコツがゼッタイにわかる本』(西條由貴男 著 秀和システム)。アイデアからマーケティング、起業後のトラブルへの対処法まで網羅的に書かれており、章ごとに学んだことを書き込みシートに落とし込んで学びを深めることができます。感情と勘定、つまり熱意と採算性の両方が大切という点もポイント。起業を考え始めたら、まず読んでみるべき1冊です。」

CM松山「書籍は手にしてもインプット重視になりがちですが、シートがついていて、インプットとアウトプットを同時に行えるなんてコスパが良いですね。」

CM堀川「書いたものをアイデアブラッシュアップシートに落とし込んでコンシェルジュ起業相談にご持参いただければ、起業準備がスムーズに進むはずです。」

アイデアのつくり方で迷ったら

CM堀川「続いては『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング著 CCCメディアハウス)。スタハ丸の内の人気イベント『ぐるぐるワークショップ』に登壇している桑名隆滋コンシェルジュが、イベントの中で紹介している書籍です。薄くて読みやすく、なんと本編は62ページで終わります。

アイデアをひらめく瞬間は偶然でなく、関連性を見つけ出す才能を修練すれば、アイデアを作り出す力を高めることができる。その修練の方法について書かれています。」

CM松山「表紙が渋くて、書店に並んでいたら手に取らないかも......と思いましたが、それを聞いて読みたくなりました(笑)。」

EC業務って難しい?

CM堀川「最後は、小売りやEC販売を考えている方におすすめの書籍『いちばんやさしいEC担当者の教本』(中島郁、南茂理恵 著 インプレス)です。著者はスタハ丸の内の中島郁コンシェルジュ!ECについて戦略から構築、運用まで全体像を知ることができます。まず手に取って網羅的に学び、自身の事業に落とし込む際に悩んだら、ぜひコンシェルジュ起業相談をご活用ください。

これらの人気書籍は、ラウンジの入口から入ってすぐのスペースにピックアップして配架していますので、ラウンジをご利用の際はぜひ手に取ってみてください。見当たらなければ、お気軽にコミュニティマネージャーへお声がけくださいね!」

CM松山のイチ押し書籍

短い言葉にパワーは宿る

CM松山「ここからは、私たちのコミュニティマネージャー2人のイチ押し書籍をご紹介していきます。個人の性格によって特色が出て面白いかなと(笑)。私の1冊目は『企画は、ひと言。』(石田章洋 著 日本能率協会マネジメントセンター)。TV番組の放送作家である石田章洋氏の著作です。

起業アイデアを誰かに伝えるというシチュエーションがあると思うのですが、短い言葉でインパクトを残してはじめて、相手の心を動かすことができますよね。日常会話でも企画でも、ひと言で伝える大切さが書かれています。『割りばしの袋の裏に書ききれないプレゼンはダメ』という厳しいことが書かれていて。これ私できないなと思って、居酒屋で割りばしの袋を見つめながら、自分の語彙力を見つめ直したりしました......。端的に伝えることを日頃から意識づけするきっかけになる1冊です。」

CM堀川「熱量高く伝わりました!読んだ成果がすでに出ていますよ。」

言葉にできないことを言葉に

CM松山「もう1冊が『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』(三浦祟宏 著 SBクリエイティブ)です。『言葉にできないことを言葉にするのがビジネス』という、全社会人がグサッとくることが書かれています(笑)。先ほど紹介した書籍とも重なりますが、エレベーターピッチのように短い時間でどれだけ自分の想いを言葉にできるか、印象に残せるか、という点が自分にとって学びたいテーマでもあるので選びました。

『戦わずに勝つための道具、それが言葉』というワードも印象的でしたが、攻撃的にならず、相手が喜ぶ伝え方で乗り気にさせる、なんてことも言葉をうまく使ってこそできることですよね。」

CM堀川のイチ押し書籍

大谷翔平選手も愛読するベストセラー

CM堀川「続いて私のイチ押し書籍をご紹介します。まずは『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン 著 扶桑社)。大谷翔平選手の愛読書としても話題になっていましたね。

チーズの迷路に入った2匹のネズミと2人の小人が、人生で真に求めているものを迷路の中で探し出していく物語。ここでの『チーズ』に当たるものが、メンバーの皆さんにとっては、起業を通して得たいものや人生の目標だったりするのではないでしょうか。『もし恐怖がなかったら何をするだろう?』と、ご自身の起業について考えを深めることができると思います。

迷路の外には何がある? ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語』(スペンサー・ジョンソン 著 扶桑社)という続編も出ていて、2冊とも非常におすすめです

CM松山「短くて、サクッと読める点も良いですね。」

ルフィに学ぶ味方づくり

CM堀川「続いては『ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法』(安田雪 著 アスコム)。仲間を集める力や仲間とともに成長する方法を、大人気コミックONE PIECEから学ぶことができます。ポイントが実際のストーリーになぞらえて紹介されており、好きな人なら『あの場面のことだ!』と心に刺さるはず。『仲間とは一人では叶えられない夢を共有する人。何をしたいかを明確に持たない限り仲間は集まらない』という言葉が刺さりました。1人で起業される方にとっても、周りの関係者を仲間として捉えながら読んでいけると思います。

私たちのイチ押し書籍はいずれもラウンジで所蔵していますので、来館時にぜひ手に取ってみてください!」


以上、スタハ丸の内のコミュニティマネージャーが送る「起業準備の強いミカタ!おすすめ書籍の紹介」でした。


コミュニティマネージャーは施設に常駐しており、メンバーの皆さまの起業準備をサポートします。「起業についてちょっと話したい」「おすすめのイベントやコンシェルジュを知りたい」「施設の上手な使い方」などあれば、ぜひお気軽にお声がけください。スタハ丸の内のラウンジやイベント、起業相談のご利用をお待ちしています!

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