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初心者必見!失敗しないSEOライティングの手法とは!?

初心者必見!失敗しないSEOライティングの手法とは!?

SEOライティングとは、SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事の書き方をいいます。
それでは、WEBで記事を書く場合と、紙媒体などオフラインで記事を書く場合とでは、どのように違うのでしょうか?
  11/11開催のイベント起業に役立つ検索上位に表示するための記事の書き方~SEOライティング入門編~では、知っておきたい「コンテンツマーケティング」のことや、SEOライティングの特性、初心者でも失敗しにくいWEB記事の書き方などを教えていただきました!

永田 さおり氏 (株式会社MOLTS MEDIA PRODUCER・CONSULTANT/株式会社KRAFT 代表取締役兼CSO)

永田 さおり氏 (株式会社MOLTS MEDIA PRODUCER・CONSULTANT/株式会社KRAFT 代表取締役兼CSO)

大手英会話学校での営業事務、楽天グループでの法人営業やO2Oマーケティング業務を経て、バズ部を運営する株式会社ルーシーに入社。メディアコンサルタントとして、不動産、審美歯科/美容整形、転職会社など幅広い業種のオウンドメディアの立ち上げや運用を経験。その後、2017年3月MOLTSへジョインし、現在はオウンドメディアマーケティング事業を手がけるKRAFTに所属。オウンドメディアの企画立案から設計、グロースまでの一貫したトータルプロデュースを中心に行う。

 

まずは知っておきたい“コンテンツマーケティング”について

コンテンツマーケティングとは、企業(個人)が伝えたい情報とユーザーが知りたい情報を「コンテンツ」を介して伝える「マーケティング手法」のことをいいます。
ただし、永田先生の経験上、このコンテンツマーケティングという言葉の定義は、企業や個人により違い、あやふやなのだとか。また、コンテンツマーケティングとSEOを混在して覚えている傾向もあるそうなので、まずは永田先生の考えるコンテンツマーケティングをご紹介します。

永田先生「コンテンツマーケティングとは、コンテンツを介して伝えるマーケティング手法のことをいいます。このマーケティングを行う際、必ず考えなければならないことがあります。それはユーザーの流入経路です。」(下記資料参照)

永田先生「ユーザーの流入経路は、大きく5つに分けられます。1つ目は検索、2つ目はSNS、3つ目はリファラル*、4つ目はメール、5つ目は広告。この5つのどこからユーザーが自分のコンテンツを見に来るかにより、記事の書き方や発信方法は異なってきます。

*リファラル:ユーザーの貼ったおすすめリンクを見るといった、人からの紹介を接点にしたコンテンツのこと

SEOとSNSの違いとは?

永田先生「コンテンツマーケティングのなかでも、SEOとSNSを接点にした場合では、特性が違います。」

【SEOの場合】
コンテンツマーケティングのなかでも「検索」に焦点を当てたコンテンツの場合、ユーザーが知りたい情報を能動的に探しに来るため、検索ワードとしてニーズが顕著化しています。そのため、書くべき内容が明確。

【SNSの場合】
SNSは、ユーザーが意図的に情報を探しに行くというよりは、受動的に情報を受け取るケースが多い。そのため、何がユーザーに刺さるのか分からないので、企業側は情報を数多くうつ必要があります。

まとめ
コンテンツマーケティングとは、ユーザーが知りたい情報と企業が発信したい情報を「コンテンツ」を介して結ぶこと。そのコンテンツには、大きく分けて5つの流入経路がある。
①検索 ②SNS ③リファラル ④メール ⑤広告
どの流入経路を接点とするかで得られる効果や成果は異なるため、それぞれの特徴をしっかり把握すると◎。

いざ、SEOライティングの書き方へ!

永田先生「コンテンツマーケティングのなかでも検索を経由とした記事の書き方をお伝えします。基本、1つのキーワードに対して1記事という概念で作成していきます。それでは、そのキーワード選びはどうやるのか?」

キーワードの選び方

永田先生「キーワードは、みなさんの事業(サービスやプロダクト)を考え、そこから重要なワードを決めていきます。そして、そこから派生するキーワードを20~30ワード選ぶ。ただし、キーワード選定はけっこう時間をかけて行うものなので、ここでは概要をお伝えします。」

永田先生「例えば、コンテンツを書く目的が“コワーキングスペースの新規ユーザーを獲得する!”だったとします。この場合、例えば価格や場所など、コワーキングスペースを選ぶ際に必要な比較検討のキーワード群を探しに行き、20~30ワード選定する。目的から逆算してキーワードを考えれば、そんなにニーズが外れたキーワードを選ぶことはないと思います。」

キーワード選びのポイント
・キーワード選定はMECE(漏れなく・ダブリなく)で考える
・比較検討のフェーズにあるキーワードを軸に関連性のあるワードをピックアップ
・はじめは20~30ワード選定し、足りない場合は増やしていく
・記事数を増やせばいいというものではない
・目の前の数値(PVなど)に翻弄されない、大切なのは成果の獲得

失敗しないSEOライティングの秘訣は「骨格」にあり!

SEOライティングには大きく分けて3つのステップがあります。まずは骨格、次に執筆、最後に公開ですが、今回は記事作成の重要ポイントとなる骨格について説明します。

永田先生「いきなり記事を書き始めると、書く目的を見失ったり、軌道修正するのに時間がかかったりするもの。そうならないためにも、書き始める前に記事の骨格となる構成をしっかり立てる必要があります。そんな記事の骨格をつくるフェーズは、大きく分けて下記4つになります。」

①ペルソナとシナリオの設定
②ニーズの深掘
③最高のゴールを設定
④必要な要素(構成)を考える


それでは、それぞれのフェーズを見ていきましょう。

①ペルソナとシナリオの設定

まずは、ペルソナと検索した意図が可視化できるシナリオを作ります。今回は下記資料のペルソナ高木さんについて作成していきました。

永田先生「コンテンツをつくる場合、いきなりキーワードだけを渡されて『ハイ、記事を書いてくださいね』というミッションは、けっこう難しいものです。どういう人に向けて何を書くのか想像しやすいように具体的なプロフィールをつけたペルソナを作成し、そこからなぜこのキーワードにユーザーが辿り着いたのか?というシナリオを、自分が想像できる範囲で書いていく。こういったシナリオを書くことによって、このユーザーはどういうことに悩んでいて、何を知りたいのか見えてきます。」

②ニーズの深掘

シナリオをつくるときは、こんな無料ツールを使ってニーズを深掘し、新しい発見やヒントを見つけていきましょう。

ラッコキーワード
→無料のキーワードリサーチ。キーワードを検索すると、関連するキーワードが出てきます。
ツイッター
yahoo!知恵袋
→どちらもユーザーのリアルな声が拾えるツールです。

永田先生「これらツール以外にも、実際にキーワードを検索してみることをおすすめします。検索1位~10位のタイトルと、タイトル下にある120文字くらいの文章を読むことも良いヒントになります。」

③最高のゴールを設定

永田先生「ペルソナにとって最高のゴールを設定します。最高のゴールとは、検索したユーザーの背中を後押しできること。コンテンツを読んで態度変容が起こることです。高木さんの場合は、コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを正しく理解し、どちらが自分にとって良いのか判断がつくことですね。」

④必要な要素(構成)を考える

最高のゴールを達成するために必要な要素を並べることが、記事の構成になります。高木さんの場合、最高のゴールは「コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを正しく理解し、どちらが自分にとって良いのか判断がつく」こと。下記資料を参照してください。

永田先生「1章目でコワーキングスペースとシェアオフィスの違いを説明しています。2章目からは、どちらが自分にとって良いか判断をつけるもの。4章目からは高木さんを後押しする要素で、実際にアクションができるまでを補ってあげています。必要な要素(構成)が決まれば、あとは各章の見出しに対して記事を書いていけばOKです。」

以上が、SEOライティングの要ともいえる「骨格づくり」についてでした。
永田先生曰く、記事の要ともいえる骨格がしっかりしていれば、文章が若干おかしくても変な記事にはならないそうです。

コンテンツマーケティングの流入経路、キーワード、ペルソナとシナリオなど、記事を書く前に決めるべきことはたくさんあります。一見遠回りのようですが、ここをしっかり押さえて書いたが方が、SEOライティング初心者には効率が良いそうです。 ぜひトライしてみてください!

 

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