Startup Hub Tokyo 丸の内が年に1回開催しているビジネスプランコンテスト「Startup Stage」。現在、エントリー受付中です!
Startup Stageは、約1ヶ月半のあいだに事業プランを磨きに磨き上げるアクセラレーションプログラム。Startup Stageの本番であるピッチコンテストでは、審査員の選抜基準をクリアしたチームだけに贈られる特別な賞もあります。
そこで、昨年開催されたStartup Stage2019の受賞者を直撃!
受賞者のインタビューから“Startup Stage”の攻略法が見えるかも……!?
エントリーする方、迷っている方、ぜひチェックしてみてください!
※このイベントは終了いたしました
(Startup Stage2019 記念撮影)
「学生の部」で最優秀賞他、協賛企業賞を多数獲得!
平賀 良氏(GoMA株式会社 代表取締役CEO)
学部時代、有機肥料の生産事業を展開する株式会社GUDiを教授と共同創業し、大学発ベンチャーの立ち上げに従事。現在はGoMA株式会社にてアプリ開発・システムの要件定義等のIT関連事業を行う。Startup Hub Tokyo主催Startup Stage2019「最優秀賞」、凸版印刷主催co-necto「特別賞」、ビジネスコンテストの受賞歴多数。
昨年の11月に休学し、その1ヶ月後にGoMA株式会社を立ち上げた平賀さん。事業の核は「SES事業」と「LINEアプリ開発事業」だとか。学生×起業を成し遂げた平賀さんにStartup Stage2019を振り返ってもらいました!
Startup Stageに参加した理由を教えてください
平賀さん「昨年のStartup Stageに参加したときは、ちょうど僕がGoMAという会社を立ち上げた時期でした。その頃は、創業したばかりということもあり、会社の実績もなく、お客さんもいません。そんな状況を打破するひとつの方法として、世間に僕という人、GoMAという会社があることを知ってほしくて参加しました。会社のステータスをつくらねば!という思いがあるなか、東京都お墨付きのStartup Stageに参加することは、僕にとって“低いハードルでステータスをつける”という戦略でした。」
Startup Stageに参加したメリットはありましたか?
平賀さん「ピッチの練習では、『ここは一拍置いて話した方が惹きつけられる』や『声に大小や緩急をつけると聞きやすくなる』などの具体的なフィードバックをもらいました。プレゼンというのは、人に聴いてもらい、“いいね!”と心を動かしてもらうことが大事なんだと痛感。それを知れたことが、一番の収穫だと思います。」
プレゼンの機会というのは、学生にはあまりないもの?
平賀さん「学生の場合、ビジネスのネタを考えて検証し、スライドに落とし込むだけで手いっぱい。見せ方、話し方、質問の想定と返答、そんな下準備がとても大変でした。イベントに参加することで、プレゼンというものは“ここまで考えなきゃいけないんだ”と気づきました。もともと人と話すことに緊張するタイプでしたが、自分の考えたビジネスを会社の代表として話さなければならず、Startup Stageはその練習の場になりました!」
(Startup Stage2019 平賀さん、最終ピッチコンテストの様子)
最優秀賞をとって変わったことはありますか?
平賀さん「ビジネスコンテストで賞をとるということは、いろいろな人からアイデアを認められたこと。会社の事業を説明する際に『グランプリをとりました!』とアピールすることで、人から見られる目線が変わったと思います。また、Startup Stageに参加したことで人とのつながりも変わりました。本番当日にはVCさんもいて、イベント後に話したり、他のVCさんにつなげていただいたり。さらに同じ志を持ち、同じ目線で物事を考えているファイナリストさんたちとつながり、仲間づくりのきっかけになりました。いまでもオフィスにお邪魔したり、食事したり、情報交換をしたりしています。」
学生のうちに起業するメリットを教えて!
平賀さん「学生起業のメリットは、時間があることです。サークルやバイトをする時間があれば、その時間を活用してビジネスアイデアを考えることができます。その点社会人は働きながらなので時間がなく、独立しても生活水準を落とせないリスクもあり、チャレンジの幅が狭い。学生起業は“失敗しても学生に戻ればいいじゃん”という気負いのなさが良いです。」
Startup Stage2020参加者への応援メッセージ!
平賀さん「いまから丁度1年くらい前になるのですが、その当時はクライアントもいないし実績もなく、これからどうしていこう……と悩んでいました。そんな時期にStartup Stageを知り、これはチャンスだ!絶対に掴んでいこう!と飛びつきました。そこから自分のできる範囲でやってきた結果、いまがあるというのは揺るぎない事実。参加する方には、“ビジネスコンテストに勝つ!”“賞金を得る!”といった小さな目標じゃなく、この先どう発展していくかという“大きなビジョンのなかのひとつの通過点”として挑んで欲しいです。そうすれば、自分にとって素晴らしい機会になると思います。」
「一般の部」からNICT賞*を獲得!
村田 大輔氏(クラウドローン株式会社 代表取締役)
大手ネット銀行で犯罪不正口座対応などリスク管理の対応窓口の顧客対応責任者として従事したあと、クラウドソーシング事業nutteを共同創業、不動産賃貸仲介アプリiettyの事業部長を経てクラウドローン株式会社(旧株式会社UPWARDS)を設立。
NICT賞とは!?
審査員による選抜基準を満たした人[チーム]にしか贈られない、特別な賞。受賞すると、翌年3月に行われる全国大会「起業家甲子園/万博」に挑戦できます。詳しくは下記リンクから、<起業家甲子園・起業家万博のメリット等>の項目をご覧ください。
総務省・NICT Entrepreneurs’ Challenge 2Days
銀行と個人消費者を、融資でつなぐプラットフォームを運営している村田さん。ご自身でも難しさを感じていた“金融領域”の事業でStartup Stageに挑みました。
Startup Stage2019に参加された経緯を教えてください
村田さん「昨年のStartup Stage開催時期、弊社はまだサービスがローンチ前で、WEBサービスもデモ画面のようなものしかありませんでした。その時期は他のアクセラレータプログラムにも申し込んでいたのですが、デモ段階では不十分なのか、参加資格を得ることはできず……。Startup Stageは“デモ段階でもエントリーできる”という、ハードルがひとつ低かったのが良かったです。また、金融領域に特化した私達の事業は、そのサービスを伸ばすにあたり専門知識はあったものの、もっともっと有職者の知見が必要でした。プログラムを受けることで、その必要な部分を長期的にアドバイスしてもらえると期待し、参加しました。」
プログラムを受けているときに感じたことは?
村田さん「私達の事業は、実現が難しい領域だと感じていました。前述の通り、会社はまだサービスがローンチしていなく、また、スタートアップが銀行と組んでサービスを出すことは、かなりハードルが高い。そんな“実現性”を疑問視されているなか、Startup Stageのエントリーから最終ピッチまでの期間で、銀行から『やりましょう!』という声が増えていきました。それで私達は“この事業はほぼ確実にできる!”という自信が生まれ、最終ピッチのときにその自信が表情や話し方に出たのではないかと思います。」
(Startup Stage2019 村田さん、最終ピッチコンテストの様子)
プログラムに参加して良かった点は?
村田さん「Startup Stageを皮切りにランチピッチやモーニングピッチ、さらにICC KYOTO 2020カタパルトなど、けっこう大きなピッチイベントにも参加するようになりました。Startup Stageで集中的にプレゼンの練習をしたので、そのあとのピッチイベントでは失敗せずにできたのが良かったです。」
今後の意気込みは?
村田さん「Startup Stageの最終ピッチから約8ヶ月が経ち、そのあいだにローンチし、サービスの利用者もどんどん増えてきました。この、“国内一の銀行融資プラットフォーム”を、今後もっと大きく、高く、広げていきたいと思います。」
Startup Stage2020参加者への応援メッセージ!
村田さん「Startup Stageの最終ピッチをさせていただいたあと、いわゆる投資家の方々とイベントを通して良い出会いが生まれました。それは、エントリーしたときには想像もしていなかったこと。まず、エントリーしましょう。そして、ファイナリストのピッチに出られるようにしっかり準備することをオススメします!」
以上、受賞者2名のインタビューでした。
Startup Stage2020への挑戦を考えている方、まずは最初の関門である「書類審査」を突破し、ファイナリストを目指していきましょう!
エントリー締切は、10/11(日)23:59です。
たくさんのエントリー、お待ちしています。
※このイベントは終了いたしました
学生の部はこちら
https://startup-station.jp/eventseminar/TAA0103?event_id=E000100192
一般の部はこちら
https://startup-station.jp/eventseminar/TAA0103?event_id=E000100191