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個人事業主で開業する?法人を設立する?

コンシェルジュ起業相談でよくある質問を、Q&A形式でご紹介します。

Q:起業にあたって、個人事業主で開業するか、法人を設立するか迷っています。

A.次の観点から考えてみましょう。

(1) 顧客の取引が、法人主体であれば、あなたも法人を設立した方が有利。
(2) 取引規模が大きい、取引に重大な責任が伴う場合は、法人の方が安心。
(3) 一人より、組織でやった方が上手くいくなら、法人の方が機能的。
(4) どれにも該当しない場合は個人事業も可。個人事業でスタートし、軌道に乗ったら法人を設立するのもアリ。

■設立手続きと費用
(1) 法人設立の主な手続きは、定款の作成と、公証役場での認証(株式会社)、出資金の払込み、法務局での登記で、手数料等が必要です。
(2) 個人事業であれば基本的には税務署に開業届を提出するだけ。費用も殆ど不要です。屋号(社名のようなもの)を付けることができます。

■信用
一般的には、法人の方が個人事業よりも社会的信用が高く、企業や銀行との取引が行い易い場合があります。

■給与
法人の経営者やその家族への給与は経費で落とせますが、個人事業者の親族への給与は原則、経費で落とせません。

■税金
個人事業者の場合、所得が増えると税率も上がりますが、法人の場合はある税率で上限に達しそれ以上は上がりません。事業所得が大きいなら法人の方が税金面で有利かも。

『組織は戦略に従う』と言います。
先に事業戦略を決めてから、個人事業か法人か作戦を練りましょう。

迷うときは、遠慮なくコンシェルジュにご相談ください。

 

コンシェルジュ 桑名 隆滋 

 

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